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2008年07月31日 (木)

Solaris10でIPv6を無効にしたBIND9を導入する(1)

Solarisに限らない話ですが、IPv6のアドレスを持たないネットワークにBIND9を導入した場合、.jpなどのクエリが数秒かかるようになります。これは、BINDがIPv6のアドレスを先に参照して、タイムアウトしてからIPv4のアドレスを参照するためです。

そこで、IPv6を無効にしたBIND9を導入します。BIND9でIPv6を無効にする場合、コンパイルの時点で無効にする必要があります。したがってSolaris10でIPv6を無効にしたBIND9を導入するには、新たに最新のBINDのソースをダウンロードして、そこからインストールすることになります。では実際にやってみましょう。

●事前準備

Linuxでは /usr/local/src にソースを置くのが一般的ですが、私の場合Solarisでは /opt/src に置いています。以降、/opt/src にソースを置いているものとして話を進めます。 なお、Solaris10では /opt/src はありませんので、rootユーザであらかじめ作っておいてください。

# mkdir /opt/src
# chmod 777 /opt/src

Solaris10では、一般的なインストールでgccやmakeツールなどがインストールされますが、パスが通っていません。以下のようにパスを通してから作業を開始します。

$ PATH=$PATH:/usr/sfw/bin:/usr/ccs/bin
$ export PATH
●ダウンロード

最新のバージョンをダウンロードします。最新バージョンはhttp://www.isc.org/にて確認してください。なお、この記事を書いている2008年7月時点では、bind-9.5.0-P1が最新ですが、ここではbind-9.4.2-P1を使用しています。

$ cd /opt/src
$ wget http://ftp.isc.org/isc/bind9/9.4.2-P1/bind-9.4.2-P1.tar.gz
●インストール

まず、ダウンロードしたアーカイブを展開します。

$ gzcat bind-9.4.2-P1.tar.gz | tar xf -

次に configure スクリプトを実行します。この時点で --enable-ipv6=no として、IPv6を無効にします。--prefix はインストール先の指定です。ここでは /opt/bind としましたが、任意のディレクトリでかまいません。指定しないとインストール先は /usr/local になります。--with-openssl は一応つけておきました。これ以外のオプションについては ./configure --help とコマンドを実行して確認してください。

$ cd bind-9.4.2-P1
$ ./configure --prefix=/opt/bind --with-openssl --enable-ipv6=no

configure スクリプトで問題が出なければ、make を実行します。ここでは make を使いましたが、gmake を使っても問題なく完了しました。

$ make

make が完了したら、make install を実行します。rootユーザにスイッチして、事前準備と同様にパスを通してから実行してください。

$ su -
# PATH=$PATH:/usr/sfw/bin:/usr/ccs/bin
# export PATH
# make install

以上でインストールは完了です。次回、既存の設定を引き継いだ設定方法を紹介します。

●参考情報

今回の設定にあたっては、以下のサイトを参考にさせていただきました。
http://iamse.blog110.fc2.com/blog-entry-88.html
http://www.bsddiary.net/doc/bind9.html#f05

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